仕事へのコミットメント

仕事面でのアメリカと日本違い,沢山ある。 例えば,企業勤めで会社の動きが遅いのだなんだと会社のことを悪く言うのは,アメリカではウケない。(日本ではよく終業後に遅くまで居酒屋でクダを巻いていた私が言うのもアレだが) アメリカでは,人材の流動性が高いのに対し,会社にいる間はちゃんと責任を持って役割を果たす。 その代わり,人間関係などが悪い等,仕事がしにくい状況,いわゆるチャンスが無いと思う状況が発生したらすぐに辞める。その時の受け持っていた仕事の状況,引き継ぎは全く気にしない。 日本人でアメリカの大学で働いている教授が「日本人は会社とのエンゲージメントが低くても辞めない。アメリカは短期間でもエンゲージメント・コミットメントが高い。」とおっしゃっていた。アメリカ人には理解出来ない考え方なのだろう。 また日本企業では少ないかもしれないが,「退職後1年間は競合へ行っては行けない」という内容をCA州以外は雇用契約に書くことが出来るという法律がある。 (しかし書いていなかった某空調会社はL*に転職され,退職の話が出たその日に上司が辞める人材の全てのパソコン,ラップトップを没収した。引き継ぎどころではないのだ。その人材は契約に書いている通りの14日前noticeを守り,退職希望を伝え,有給を全て使って退職した。最近も三*電機に転職した仲間がいる。) 制度=契約であり,書いてあることに反していなければ,何も言われない。某友人は前の会社を辞める直前に二週間の有給を使い,ハワイ旅行へ。Vacation明け初日に退職願いをしたとのこと。 契約社会であるということを,私自身,しっかり念頭に置いて生きていかなくてはと思った。

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合理的

アメリカにいると,日本が全く相手にされていない国だと感じる。アメリカが脅威を感じているのは,言わずもがな今は中国だ。Firrmaなど国同士の間のことは壮大なことなのだが,身近でも感じる。スタートアップ関連イベントで話が出るのはいつも中国だ。日本は誰も,敵としても市場としても見ていないように感じてしまう時がある。もちろん産業によるが。 先日,MA州の議員と話す機会があった。今,気になってやりとりしているのは,ウガンダだそうだ。なぜポテンシャルを感じているかと言うと, ”3Mの人口のうち50%が20代で若いから” だそうだ。日本人は「ウガンダぁぁぁ~~~?」となりそうではないか。こんな合理的な判断が出来るだろうか? 日本企業の「ええ,分かっております,けどこれがうちのやり方でしてね」 なんてアメリカでは通用しないのだ。そもそも英訳出来ないし。英語に出来ないということは,合理的なアメリカ人を説得できないということだ。 一方,politicsが強い日本文化に比べ,アメリカ文化は簡単とも言える。 だって良ければ採用されるのだ。 すごく簡単な例で言えば,結婚して私のアパートから大量の皿をRyan家に運び込んだ。家が狭いので,使わないものは地下に収納するか捨てる必要がある。彼は,私が学生時代におばあちゃん家からもらってきたたち吉のお皿が一番使い易いと,平気でこれまで使っていた皿を捨てていた。歴史があっても使えないものにこんなに執着がないとは!と驚いたのである。

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ブログを書くきっかけ

このブログの始まりのきっかけは,結婚したばかりなこともあり,色々とcompromiseしながらも上手く暮らしていると思っていました。 一方,ライアンには色々と私の不満があるらしく,現在一つ一つ解決をしている状態なのですが,特に仕事に対しての不満は,私が働きたいということと,日本企業の文化から,ライアンに言われることは分かるんだけど,今のところ何とも出来ないこととかがたまに発生します。 「じゃあブログにでも書いて,”私の妻のここ,おかしいでしょう?”って発信したら?」 と私が言ったところ,ヲタクの血が騒いでホームページまで作っちゃったというのがこれです笑 なので,私も思ったことを書かされる予定です。 お楽しみに。

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